- 市販シャンプーとサロンシャンプーの違いって何?
- サロンシャンプーは高いけど本当にいいの?
- 安い市販シャンプーはやっぱりよくない?
美容師として働いているとこういったシャンプーについてのご質問はよくいただきます。
シャンプーはあなたの髪の毛や頭皮を365日洗いながら守ってくれる大切なケアアイテムです。
そのシャンプーの性質や他のシャンプーとの違いを理解することは髪の毛や頭皮を健康的に保つためには必須です。
シャンプーは様々な種類があり、ドラッグストアで買える市販シャンプーや美容室やネットで購入できる高価なシャンプーとの2種類に大別することができます。
まずはこの『市販シャンプー』と『サロンシャンプー』の違いについて理解して、あなたの求めているものと髪質にあったシャンプー選びができるようにしていきましょう。
- 市販シャンプーとサロンシャンプーの違い
- それぞれのメリット・デメリット
サロンシャンプーと市販シャンプーの特徴
サロンシャンプーと市販シャンプーのそれぞれのメリット・デメリットを抜き出して特徴を解説していきます。
サロンシャンプーの特徴
サロンシャンプーのメリット・デメリットを解説します。
- 優秀な保湿成分や補修成分が配合されている
- 髪の毛や頭皮を健康的に保つ土台づくり
- 使い続けることで髪の毛がまとまりやすくなる
- カラーやパーマの持ちがよくなる
- ダメージ予防になる
- 適度な洗浄力で保湿しながら洗える
- 価格が高い
- 美容室やネットなどでの購入になり薬局では買えない
- 使い続けないと髪質の変化は期待できない
サロンシャンプーはコスト面のデメリットがある反面、使い続けることで髪の毛や頭皮を美しく綺麗に見せるサポートをしてくれます。
その理由は成分にもあります。
サロンシャンプーの成分には優秀な保湿成分や補修成分が使われていることが多く、傷ついた髪の毛を優しく洗い上げまとまりやすく導いてくれます。
市販シャンプーの特徴
- 簡単に泡立ちしっかりと洗える
- 価格が購入しやすい
- どこでも買える
- 必要以上に脱脂してしまう
- 使い続けることで髪の毛・頭皮の負担に
- カラーやパーマがかかりづらくなる原因にも
市販シャンプーの一番メリットはコスト面です。
薬局などに行けばずらっと並んでいる市販シャンプーはほとんどが数百円で買えるものが多いです。
その反面、脱脂しすぎて起こる髪の毛のダメージや頭皮のトラブルの原因になることも。
また、高い脱脂力のシャンプーの特徴としてシリコンがたっぷりと入っているということもあります。
シリコン自体はそれほど悪いものでもありませんが、髪の毛や頭皮に残ることでカラーやパーマの邪魔をしてトリートメントも入りづらいといったデメリットがつきまといます。
[getpost id=”515″ title=”合わせて読みたい” ]
サロンシャンプーと市販シャンプーの大きな違い4つ
サロンシャンプーと市販シャンプーの特徴について解説しましたが、具体的にそれぞれの違いについてお話しします。
1成分の違い
あなたは市販のシャンプーを1回つかっただけで手触りがすごくよくなった経験はありませんか?
その手触りはシリコンかシリコンの仲間のようなコーティング成分によるものです。
反対にサロンシャンプーでは洗浄成分や補修成分が含まれているため1回のシャンプーでの洗い心地は市販シャンプーには敵いませんが使い続けることで髪の毛を綺麗にまとまりやすくしてくれます。
主な補修成分としてはリピジュアやペリセア、ヘマチンなどが有名でカラー・パーマでダメージを受けた髪もうねるくせ毛も扱いやすくまとまるようにアプローチできます。
2価格の違い
成分が違えば当然価格も違ってきます。
コーティング成分の多くは原価もやすく大量生産する市販シャンプーにはたくさん配合されているパターンをよく見かけます。
サロンシャンプーは原価の高い補修成分を配合しているためシャンプー自体のコストも上がってしまうのです。
3使いやすさの違い
コーティング成分が大量に配合され高い洗浄力を持った市販シャンプーは簡単に泡立つことが多くそれでいて手触りが良いので使いやすいことも特徴の一つです。
こういった大衆向け商品は『誰が使っても』『すぐ実感』できるように作られており、パッケージや香りも『ウケの良さ』を考えられて作られています。
サロンシャンプーはこういった使いやすさを求めるとはじめのうちは物足りなく感じることもあるかもしれませんが、使い続けることで頭皮や髪の毛の負担を限りなく少なくして綺麗にまとまるようになります。
逆に市販シャンプーははじめの使用感はシリコンや高い洗浄成分で満足できるのですが、使い続けることで負担になります。
頭皮の乾燥や髪の毛のダメージは市販シャンプーを使い続けることからもくるのです。
4広告費の違い
大量生産される市販シャンプーはいわゆる『薄利多売』のビジネスモデルと言えます。
そのため、販売メーカーがかけるコストは『成分』ではなく『宣伝広告費』に当てられることになります。
某有名シャンプーなんかもTVCMで毎日のように見ますよね?あのCMだけでも1週間毎日流せば広告費は数億円を超えています。
反対にサロンシャンプーの広告は美容師であるといえます。実際にお客さんに使ったりすることで少しずつ口コミを増やし広告費を削ってその分シャンプーの『成分』にかけるコストを回しています。
【結論】コスト重視か成分重視か
人によってはシャンプーに重きを置く部分は違うと思います。
大別すると、『価格』を重視する人、『成分』を重視する人にわけられます。
『価格』を重視をする人はその名の通りですが、『成分』を重視する人は髪の毛や頭皮の未来まで見据えている人だと美容師的には感じます。
コスト面で選ぶのを批判するわけではありませんが長い目で見た時に、『安物買いの銭失い』になるからです。
そしてシャンプー選びを難しくさせている原因にサロンシャンプーといえどもブランドや知名度だけで『成分』が大したことのないシャンプーが存在する事実があります。
これは美容師的にも悲しい事実なのですが、そういったシャンプーは価格だけサロンシャンプーで成分は市販並みといったシャンプーです。
こういったシャンプーを手にとってしまわないようにシャンプーについての正しい知識を身につけていきましょう。
成分を重視したシャンプーランキングをつくりましたのでこちらもご参考ください。
[getpost id=”448″ title=”あわせて読みたい” ]