KOSEの人気シャンプーの「ジュレームアミノアルゲリッチ」とワンランク上のライン「シュープリーム」
求める質感によって変わりますが、どれか1つを選べと言われたら私はアルゲリッチの「ディープモイスト」を推します。
今回の記事ではジュレームアミノアルゲリッチ、シュープリームの全5種を成分と使用感から比較してどっちがいいか詳しく解説します。

ジュレームアミノを買いたいんだけど2つあってどっちを買えばいいかわからない・・・
誰か教えて・・・!

こういった声に美容業界に10年以上いる髪のプロがお応えします。
- 松潤のCMでお馴染みのKOSE主力シャンプー
- 香りが甘めで女性好み
- 同価格帯ではどっちも保湿感が高い
なんですが、どっちがいいかは髪の状態によって微妙に違うとは思います。
今回の記事では成分と使用感の両方からどっちのジュレームアミノアルゲリッチがいいか解説しているのでご参考ください。
【どっちがいい?】アルゲリッチとシュープリームの違い

アルゲリッチとシュープリームの違い①価格
アルゲリッチは従来の「ジュレームアミノ」の通常ラインで価格も900円でお手軽な反面、「シュープリーム」は1200円と少しお高め。
アルゲリッチとシュープリームの違い②成分の違い
ジュレームアミノアルゲリッチでは「18種のアミノ酸」、シュープリームでは「エクトイン」と呼ばれるアミン酸が配合されいてる点。
ただ、原料として価格の高いアミノ酸がそれほど豊富に配合されているとも思えないので悩ましい。
アルゲリッチとシュープリームの違い③香り
香りは結構違います。
- ジュレームアミノアルゲリッチではフルーティな少し甘い香り
- シュープリームではローズ&ジャスミンと爽やかな香り

結局アルゲリッチとシュープリームどっちがいいの?
結論を言うと、確かにシュープリームも良いシャンプーだと思うのですが価格が上がった以上の効果を実感できるかと言われれば微妙かな。
なので、私的な結論としては
- コスパも大切な人はアルゲリッチのディープモイスト
- ジュレームの中で少しでも良い物を思う人はシュープリームのサテンスリークかカシミアモイストグロス
という結論に至りました。

アルゲリッチ、シュープリーム共に成分と使用感を更に詳しく比較しているので是非ご覧ください。
ジュレームアミノアルゲリッチ2種はどっちがいいか成分と使用感から比較

まず通常ラインのジュレームアミノアルゲリッチの2種を成分と使用感から比較していきます。
「モイスト&スムース」と「ディープモイスト」の洗浄成分の違いを比較
ジュレームアミノアルゲリッチモイスト&スムースの洗浄成分の特徴は?

アミノ酸系洗浄成分のなかでもさっぱり系のラウロイルメチルアラニンTEAをメイン。
さらに洗浄力の強いオレフィン(C14-16)スルホン酸Naやさっぱりとしたココイルメチルタウリンを配合しています。

簡単に言うと少しさっぱりとした洗い上がり。
ジュレームアミノアルゲリッチディープモイストの洗浄成分の特徴は?

アミノ酸洗浄成分のなかでもしっとり系のココイルグルタミン酸TEAをメイン。
さらにオレフィン(C14-16)スルホン酸Naでの洗浄力の補強&両性イオンで緩和。

洗浄力は適度にあり、しっとりとした洗い上がり。
【ジュレームアミノアルゲリッチディープモイスト成分解析】プロのレビュー評価と口コミも紹介
ジュレームアルゲリッチのその他成分の違い
- 配合順の違うものを赤字
- 独自配合のものを赤線
エタノール・ラウリルベタイン・グリセリン・PCA-Na・アスパラギン酸・アセチルグルタミン・アセチルグルタミン酸・アセチルヒドロキシプロリン・アラニン・アルギニン・イソステアロイル加水分解コラーゲンAMPD・イソロイシン・グリシン・システイン・シトルリン・セリン・トレオニン・バリン・ヒスチジン・ヒバマタエキス・フェニルアラニン・プロリン・マコンブエキス・リシンHCl・腐植土抽出物・BG・EDTA-2Na・PCA・イソステアリン酸PEG-50水添ヒマシ油・クエン酸・ジラウロイルグルタミン酸リシンNa・ポリクオタニウム-10・ポリクオタニウム-7・塩化Na・炭酸水素Na・乳酸Na・フェノキシエタノール・安息香酸Na・香料
リニューアル後のジュレームアミノアルゲリッチの成分表を2種眺めていると配合順の違うものと独自配合のものが数種。
モイスト&スムースには洗浄成分の後にエタノールと続きます。
エタノールは揮発性の成分で皮脂や汚れを浮かせたり清涼感、収れん作用なども。
割と高配合なのでモイスト&スムースはやはりさっぱり系。
対してディープモイストは保湿成分のグリセリンが高配合でエタノールは微量。
それ以外の各種アミノ酸や腐葉土抽出物、ペリセアなどは同じ順番での表記でした。
ジュレームアミノアルゲリッチどっちがいいか使用感から比較

実際、私は両方を使って洗っているんですが今回は毛束を用いて比較していきます。

以前インスタアカウントの方でシャンプーの色落ちチェックをしていてその時に余った毛束があるのでこいつを使ってみていきます。

触ると特にわかるんですが明らかにディープモイストの方がなめらかです。
ジュレームアミノアルゲリッチモイスト&スムースの洗い上がり

ツヤ感 | |
柔軟性 | |
皮膜力 | |
保湿力 |
- 他の1000円以下シャンプーと比べると洗い上がりの柔らかさは良い。
- 皮膜感、保湿感共に弱め
- ダメージ毛だとややぱさつく
ジュレームアミノアルゲリッチディープモイストの洗い上がり

ツヤ感 | |
柔軟性 | |
皮膜力 | |
保湿力 |
- モイスト&スムースと比べても柔軟性がかなり高い(手触りもするするで気持ちいい)
- 皮膜感、保湿感共に高め
- ツヤも出た
ジュレームアミノアルゲリッチ2種比較するとディープモイストが◎

美容師的には迷わずディープモイスト
世の中のほとんどの女性がカラーやパーマを楽しんでいるはずなのでいわばほぼ全員ダメージ毛なわけです。
となると、指通りもよく保湿感もあり柔軟性に優れた「ディープモイスト」の方が良い。
適度な皮膜感や髪の柔軟性、保湿効果ともにスムースよりも一段階上でした。
ココイルグルタミン酸やグリセリンの特徴が出ているディープモイストの方がダメージヘアとも相性が良いですね。
逆に脂性肌の人やケミカルダメージがない人の場合はさっぱり系のスムースを選んでも満足いくはず。
ジュレームアミノシュープリーム3種どっちがいいか成分と使用感から比較

ジュレームアミノシュープリームも成分と使用感から比較していきます。
製品名 | おすすめ度 | 洗浄力 | 補修力 | 保湿力 | 香り | 価格/容量 |
---|---|---|---|---|---|---|
「ベルベットメロウ」![]() | ローズ&ジャスミン | ¥1200/500ml | ||||
「サテンスリーク」![]() | ローズ&ジャスミン | ¥1200/500ml | ||||
「カシミアモイストグロス」![]() | ローズ&ジャスミン | ¥1200/500ml |
「ベルベットメロウ」「サテンスリーク」「カシミアモイストグロス」の洗浄成分の違いを比較
実はサテンスリークとカシミアモイストグロスはベースのつくりが全く同じです。
ラウロイルメチルアラニンTEA・オレフィン(C14-16)スルホン酸Na・コカミドプロピルベタイン・PPG-2コカミド・ココイルメチルタウリンNa・ラウリルベタイン・ココイルグルタミン酸TEA
ジュレームアミノシュープリームベルベットメロウの洗浄成分の特徴は?

アミノ酸系洗浄成分のなかでもさっぱり系のラウロイルメチルアラニンTEAをメイン。
さらに洗浄力の強いオレフィン(C14-16)スルホン酸Naやさっぱりとしたココイルメチルタウリンを配合しています。

簡単に言うとモイスト&アムースに似たつくりです。
サテンスリーク&カシミアモイストグロスの洗浄成分の特徴は?

アミノ酸洗浄成分のなかでもしっとり系のココイルグルタミン酸TEAをメイン。
さらにオレフィン(C14-16)スルホン酸Naでの洗浄力の補強&両性イオンで緩和。

「サテンスリーク」と「カシミアモイストグロス」はベースのつくりが全く同じなのでシャンプーの特徴も良く似ています。
ジュレームアミノシュープリームのその他成分の違い
- 配合順の違うものを赤字
- 独自配合のものを赤線
エタノール、グリセリン、アスパラギン酸、アマモエキス、エクトイン、グリコシルトレハロース、ハマナス花エキス、腐植土抽出物、BG、EDTA-2Na、イソステアリン酸PEG-50水添ヒマシ油、クエン酸、グリセリルグルコシド、ピロ亜硫酸Na、ポリクオタニウム-10、ポリクオタニウム-7、ラウロイルサルコシンNa、塩化Na、加水分解水添デンプン、炭酸水素Na、フェノキシエタノール、安息香酸Na、香料
アルゲリッチ同様、軽めのベルベットメロウではエタノールの配合量が多い。
ですが、アルゲリッチと違う点はその後にグリセリンが続いているので「アルゲリッチモイスト&スムース」よりも保湿効果は高そう。
対して、サテンスリークはグリセリンが高配合でしっとり感の強調がされています。
ちなみにサテンスリークとカシミアモイストグロスの成分にはほぼ違いがなく、後半の「ラウロイルメチルアラニンTEA」が「ラウロイルサルコシンNa」に変更しているのみです。
ジュレームアミノシュープリームどっちがいいか使用感から比較

実際、私は両方を使って洗っているんですが今回は毛束を用いて比較していきます。

こちらも同様にチェックしていきます。

思ったより3種の違いはそんなにわからなかったです。
ジュレームアミノシュープリームベルベットメロウの洗い上がり

ツヤ感 | |
柔軟性 | |
皮膜力 | |
保湿力 |
- 洗い上がり柔らかい
- 皮膜感は弱め
- 保湿感高め
ジュレームアミノシュープリームサテンスリークの洗い上がり

ツヤ感 | |
柔軟性 | |
皮膜力 | |
保湿力 |
- 洗い上がり柔らかい
- 皮膜感は弱め
- 保湿感高め
ジュレームアミノシュープリームカシミアモイストグロスの洗い上がり

ツヤ感 | |
柔軟性 | |
皮膜力 | |
保湿力 |
- サテンスリークとほぼ同じ使用感
ジュレームアミノシュープリームは成分使用感的にどっちがいい?

美容師的には「サテンスリーク」か「カシミアモイストグロス」
もう言い切っちゃうとジュレームアミノのシャンプー買う場合には主剤にココイルグルタミン酸TEAが使われているシャンプーの方が満足度が高い。
保湿感や柔軟性がより強調したつくりになっているので軽い仕上がりを求めている場合は主剤を見て選べばよいかと。
ジュレームアミノシュープリームの場合は全体的にさわった感触はやや軽めです。
というのもジュレームアミノシュープリームには味付け程度だとは思うのですが「ココイルグリシンK」などさっぱり系の洗浄成分が微量配合されています。
これがしっとりさせぐいないように働いているのかなと思いました。
なので、よりしっとりさせたい人はジュレームアミノアルゲリッチのディープモイストでも良いかと思いますね。
【結論】ジュレームアミノは全種類中ディープモイストが一番好きでした
▼モイスト&スムースの方が良い人
- ダメージが気にならない人
- 元々パサつきが少ない人
- メンズ
- パーマヘア
▼ディープモイストの方が良い人
- ダメージが気になる人
- パサつきが気になる人
▼ジュレームアミノシュープリームの方が良い人
- ディープモイストでは重く感じる人

成分&使用感からこんな感じになりました。
美容師的にははっきり言ってほとんどの女性が髪のダメージがある状態だと思っているのでジュレームアミノアルゲリッチのどっちがいいか迷ったら「ディープモイスト」をおすすめします。
とはいえ、他製品が全くダメというわけではなくこちらも1000円以内のシャンプーでは一応有力候補になるんです。
ただ、同シリーズの「ディープモイスト」の方がシャンプーの性能や使用感として更に良いだけなので最終的にはどちらを購入してもはずれという訳ではありませんのであしからず。
もしも、他市販シャンプーをお探しの場合は下記記事も。
▼シャンプーのおすすめと選び方
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