ブリーチをすると髪の負担は大きくヘアカラーよりもかなり痛むのですが、それでも明るめの色味を楽しみたい人は多いでしょう。
ブリーチで痛む髪に対策やケア方法はある?

- ブリーチがなぜあんなに髪が痛むのかを美容師解説
- 美容師が推奨するブリーチで痛む髪の対策&ケア方法5選
この記事を見ることでブリーチでなぜあんなに髪が痛むようになるのかがわかります。
と、同時に痛むのはわかってるけどそれでも明るめの色味を楽しみたい人の本気の対策とケア方法も紹介しているのであなたの髪の負担も減らすことができます。

ブリーチすると髪があんなに痛むのは何故?
ブリーチはヘアカラーで可能な色味を広げてくれる人気のヘアカラーですが、何故あんなに痛むのでしょうか?
ヘアカラー剤もブリーチ剤もどちらも薬剤でキューティクルを開けて、化学反応をおこしていくのでダメージにはなりますが傷み具合が違います。
答えはブリーチとヘアカラーの違いを説明することでよりわかると思います。
ブリーチとヘアカラーとでは髪の痛み方が違う
- ブリーチ
メラニン色素を脱色することを目的とした脱色剤
- ヘアカラー
メラニン色素を脱色したあとに、酸化染料を酸化させることで着色

ブリーチは酸化染料が一切入っていないので、着色することはできません。わかりやすく言うと髪の毛を明るくする成分のみでできているのです。
対してヘアカラー剤。こちらは脱色作用のある成分も含まれていますが酸化染料やトリートメントなども含まれています。
つまり、明るくするだけの薬剤か明るくした後に色味をつけるものかの違いが生じます。
まず、大前提として髪は明るくなればなるほどダメージします。
これは明るくなればなるほどメラニン色素が失われるためでもあります。
着色することを目的として作られたヘアカラー剤よりも、脱色することを目的で作られたブリーチの方が当然明るくする力が強くその分メラニン色素を脱色させることができます。
結果ブリーチの方が髪が痛むというわけです。
髪が痛むのが気になるけどブリーチしたい!人の予防対策
ブリーチで髪が痛むのをわかったとしても染めたい人はたくさんいると思います。
そこで、ブリーチする時になるべく髪に負担をかけない&感じにくい対策もご紹介していきます。
補強剤を使う
最近だとファイバープレックスという髪の補強剤が出ていて、ブリーチをしても痛みを感じにくくしてくれます。
「この痛みを感じにくく」というのがポイントなのですが、ダメージを軽減してくれるわけではありません。
先ほども「髪の毛は明るくなればなるほど痛む」といったように髪のダメージは明るさと比例しております。
補強剤を使おうが明るくしたらしただけ、実際は髪は傷んでいます。
けどそれを感じにくくさせることができるのが補強剤というわけです。
ブリーチヘアーは髪がてろてろになって自宅で手入れしにくくなったり、濡らしたら全く乾かないなどトラブルもありますが補強剤を使うことでそういったことを少なくしてくれるのです。
美容室ではこれを「痛まないブリーチ」や「94パーセントダメージカット」などと謳ってブリーチメニューを推しているサロンもありますが、間違いなく痛みは存在しているので気を付けましょう。
全体ブリーチをやめる

例えば、ハイライトなんかは全体が明るくふわっと見えてかわいいヘアカラーですがすじ状にブリーを入れていくので負担はそのすじ部分に限定されます。
その他だとグラデーションカラー。毛先をブリーチで明るくするグラデーションカラーは飽きたり痛みに耐えきれない時は毛先だけ切ればOKです。
このようにブリーチする部分を限定してあげると髪の負担を減らすことができるので、痛みも気になる場合はおすすめです。
ヘアカラーを挟む
毎回ブリーチするのではなく、普通のヘアカラーをはさむことで負担を軽減します。
- ブリーチ(1回目)
- 普通のヘアカラー
- ブリーチ(2回目)
上記の様な感じです。
一度ブリーチした毛先はメラニンを破壊した透明感が出ているはずなのでキープしたい場合でも毎回は必要ないはずです。
髪の負担も考えるならなるべく少ない回数で希望のカラーができる頻度で行いましょう。
ブリーチで痛む髪のケア方法

ホームケアをしっかりとする
ブリーチした髪の毛は確実に痛んでいるのですが、自宅での手入れで今より痛まないようにしてあげることが大切です。
あなたがどれだけサロンでトリートメントやスパなどを取り組んでも毎日の手入れがおろそかでは負担になります。
そのため、自宅での手入れで髪が痛む原因をつくっていないか探ってみましょう。
- 毎日しっかりと乾かしているか
- シャンプーは1日1回にできているか
- シャンプーの成分が強くないか
この3つは特に大切です。
これらがしっかりと自宅でできれば自宅での髪の負担は確実に減らすことができるのでぜひ取り組みましょう。
髪のブリーチ部分を切る

髪の毛は傷んでしまうと元にはもどりません。
つまり、ブリーチによって痛む髪とは、ごまかすことはできても根本の解決には切るしかないというわけなのです。
逆に言えば切ればなくなるので先述したグラデーションカラーなんかはロングからミディアムくらいまでにカットする予定がある前にしたりする人もいます。
そういった感じで自分でも工夫するとブリーチで痛む髪に悩む期間が減るでしょう。
ブリーチで痛む髪【まとめ】
ブリーチで痛む髪が「なぜ痛むのか」「痛む前に対策」「痛んだ後のケア」に分けて説明しましたが、いかがでしたでしょうか?
どんなにケアや補強剤を入れても明るくなればなるだけ髪は傷んでしまいます。
ブリーチをしたい人は傷むのがわかってるけど染めたい人がほとんどだと思うので、ブリーチで痛む髪をこれ以上痛ませないように工夫したりしてつきあっていくことが大切なのではないでしょうか。
ただ、美容室によっては「痛まない」などミスリードでブリーチする客を呼びこんでいる店舗もあるので、「ブリーチは傷む」という認識はしっかり持ってブリーチヘアと付き合っていきましょう。
その他カラーや手入れ方法などについても記事にしていますのでよろしければご参考ください。