
美容室でのヘアカラーをする際に、どれくらいの頻度や間隔で染めればいいか悩むというお話はお客様からもよく寄せられます。
ヘアカラーの種類によってもおすすめの頻度や間隔って変わるの?
このようなヘアカラーの頻度・間隔についての疑問について現役美容師が答えます。
- 目的別のヘアカラーの頻度や間隔の目安
- 美容師がおすすめするヘアカラーの頻度・間隔
- みんなのヘアカラーの頻度・間隔も調査
この記事を見ることで、ヘアカラーの間隔や頻度をどうしようか悩んでいる人は目安がわかるようになりますよ。
目次
あなたの目的によって頻度・間隔の目安は変わる
ヘアカラーと一口に言っても次回の頻度や間隔の目安というのは目的に応じて変わってきます。
- 色味が抜けてきたので入れなおしたい(おしゃれ染め)
- 伸びてきた白髪や抜けた部分がキラキラして気になる(白髪染め)
- 根本の黒く伸びてきた部分が気になる(リタッチ)
おしゃれ染めの頻度・間隔

ヘアカラーの仕組みは、髪の毛内部のメラニン色素を脱色しカラー剤により疑似的に色素を入れてあげることで色が染まります。
ヘアカラーによる疑似的に入れてあげた色素はヘアカラー当日から退色が始まっており、髪質やオーダーの明るさにより変化してきます。
基本的にはヘアカラーの明るさが明るくなるほど、色味が薄くなるため退色がしやすくなり、明るさが暗くなるほど退色までの期間は伸びます。
白髪染めの頻度・間隔

白髪染めの場合は、次回までの頻度・間隔は個人差が出やすく、白髪率や白髪の多い部位によります。
白髪率による差
白髪率が30%を超える場合は1か月でかなり気になる状態になりますし、白髪率30%未満の場合は2か月程度は持ちこたえることができるのじゃないでしょうか。
白髪の部位による差
白髪の気になる部位で多いのが顔回りです。中には顔回りの白髪がそこまで気にならない人もいますがそういった人は白髪染めまでの期間を2か月ほど開けても気にならないですが、顔回りの白髪が気になる場合は1か月ほどでキラキラしてきます。
リタッチ染めの頻度・間隔

髪の毛は1日に0.3mm~0.4mm伸びます。1ヶ月にすると1cm~1.2cm、一年だと12cm~15cm。
つまり2か月たつと新生毛(新しく生える黒い部分)はおよそ3㎝伸びていることになるのです。
さすがに3㎝伸びると黒い部分が気になって仕方なくなってくるので、リタッチ優先の場合は2か月までが目安となります。
美容師的には2か月以内がおすすめ

実際にサロンでのお客様の場合も美意識の高い方ほど次回までの間隔は短く2か月以上空く方はほとんどみえません。
ヘアカラーの頻度・間隔を2か月以内にするということは色味もキレイな状態でキープすることができ、リタッチも気になる前に染めることができる期間です。
みんなのヘアカラーの頻度・間隔は?
こちらの引用させていただいたデータからもわかるように、2か月以内に染める人の割合がおしゃれ染めと白髪染めとでは2倍もの開きがあります。
やはり、白髪に関してはもともとの髪色とのコントラストもありリタッチよりも気になるのでヘアカラーの頻度・間隔が自然と短くなることがわかります。
【結論】カラーの頻度・間隔に迷ったら2か月以内に染めよう

迷ったりわからなくなったりした場合は、基本的に2か月を目安に染めてあげたらいろんなこの記事で紹介したパターンに対応することができます。
ただ、目安であり髪質やダメージ具合な個人差が生じる部分でもあるので信頼できる担当美容師と相談しながら決めるのもよいかと思います。
ヘアカラーの頻度や間隔についてわかってるけど色持ちを良くしたいんだよって方はこちらの記事もご参考ください。