ブリーチは日本人の黒髪では難しい透明感を出せるので人気なのですが、色落ちが早いというデメリットもあります。
初めてブリーチしたんだけど色落ちが早くてびっくり。
染め直ししたいけどできるのかな?
こんな人は必見です。

10年以上の現役美容師がブリーチが色落ちした時の染め直しについて解説していきます。
- ブリーチの色落ちの染め直しについて
- ブリーチカラーが色落ちしにくい対策
ブリーチヘアで染め直しを考えている人にはぜひ見ていただきたいと思います。
もしもブリーチを染める頻度(間隔)についてお探しの方はこちらの「ブリーチの頻度・間隔について」をご覧ください。
ブリーチの色落ちと染め直しについて


まずはブリーチが色落ちする原理についてさらっとおさらいしましょう。
髪にはメラニン色素と呼ばれる皮膚や髪の色味をつかさどる部分(メラニン)が存在してます。
メラニンを脱色するパワーが強いのがブリーチ(脱色剤)です。
ブリーチは通常のカラーよりもメラニン色素を脱色するパワーが強いので、外国人の様な透明感や透け感など日本人のメラニンからは実現できないカラーリングを再現できます。
しかし、当然デメリットもあります。
綺麗なカラーリングができるブリーチは、元々の色素を極端に少なくするので色落ちが早いのです。
初めてブリーチしたんだけどすぐ金髪になった。
色落ちが早いくて気になるけど染め直しできる?
予想よりも色落ちが早いと当然染め直ししてもらいたくなりますよね?
美容室にもよりますが、ブリーチの色落ちによる染め直しはほとんどの場合が快く引き受けてくれると思います。
しかし、ある程度の制限や規定などが美容室側によって設けられているはず。
なぜならカウンセリングの段階で美容師もブリーチが色落ちが早い旨などは伝えてあるはずだからです。
ブリーチの色落ちで染め直しができるパターン


美容室の制限などにもよりますが、ブリーチの色落ちで染め直しができるパターンについてお話します。
希望の明るさ・色味よりも色が薄い

カウンセリングの時に希望した色や明るさと違う場合です。
ブリーチの施術は結構難しく、カラーの調整が少しずれるだけで発色が全然違うものになったりします。
美容師側としても「思ったより色が薄い・明るさが違う」などの失敗は避けたいのですが、髪質による難易度や初来店の人は履歴がわからないので難しかったりもします。
美容院に行ってから1週間~10日以内で色落ちしてきた

ほとんどの美容室が染め直しの期間をこれくらいに設定しています。
お店で見たときは思った通りだと思っていた
自宅で見たら全然違う!
などは美容室のお直しでもかなり聞くあるあるパターンです。
違和感を少しでも感じたら担当美容師に相談してみましょう。
ブリーチが色落ちしても染め直しできないパターン

ブリーチが色落ちしてきて気になっても染め直しできないパターンもあります。
やっぱり別の髪色にしたい場合
美容師の提供する髪色や髪型は、ごはんや服などと違い明確に形のあるサービスではありません。
例えば、ごはん屋さんでステーキを頼んで食べた後にやっぱりハンバーグに代えることは不可能ですよね?
それと同じように、仕上がりの髪色そのものを変える染め直しは別料金がかかる可能性大です。
期間がしっかりと立っている
先述したように美容室にはお直しが言える期間というものが設定されております。
その期間を越えての染め直しは基本的に不可能なのでしっかりと確認しましょう。
「ブリーチ」→「色落ち」→「染め直し」を検討する前に

ブリーチの色味や明るさが全く希望と別物になった時は染め直してもらうのがよいと思います。

色落ちを良くするためのケアをできているかチェックしていきましょう。
【要チェック】こんなケアは色落ちを早める
- ドライヤーで髪を乾かさない
- シャンプーは適当なものを使っている
- 紫外線が強い日でも対策しない
上記のような自宅での手入れ不足でさらに色落ちしやすくなってしまう場合も。

あなたのブリーチの色落ちは日常のケア不足が原因である可能性がも充分に考えられます。
そもそもブリーチ自体が他のカラーよりも色持ちが悪いカラー技法。
これらを改善することがブリーチの綺麗な色味でいられる期間を伸ばすことができるのです。
ブリーチの色落ちをなるべく遅らせる方法
ブリーチの色落ち対策①ヘマチンシャンプーを使う
ブリーチの色落ちを遅らせるために絶対に取り入れたいのが「ヘマチンシャンプー」

なぜならヘマチンにはカラーの色持ちをアップさせる効果があるからです。
サロントリートメントにも使われる成分です。
ブリーチの色持ちをよくしたいのであれば絶対に取り入れましょう。
ブリーチの色落ち対策②ムラシャンを使う

ブリーチ毛にはこちらも必須アイテム!
ムラシャンとは紫色のカラーが入ったシャンプーの略称です。
色落ちをかなりごまかせるので下記のような流れで使うのがおすすめ。
ブリーチしている髪は色落ちすると黄ばみが気になりますし、はっきり言って綺麗とは言えません。
しかし、黄色の補色である紫を足してあげることで黄色味は緩和されてベージュっぽい色味になっていくのです。
ブリーチ色落ち染め直し【まとめ】

ブリーチの色落ちと染め直し問題についてお話してきましたがいかがでしたでしょうか?
まとめるとこんな感じです。
ブリーチはメリット・デメリットがかなりはっきりとしているので色落ちがよっぽど気になる人はしないのも手かもしれませんね。
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