洗い流さないトリートメントの選び方をヘアケアのプロが解説していきます。
洗い流さないトリートメントと一括りに言っても種類や効果は様々。
あなたの髪質や悩みに合ったアウトバストリートメントを選び取るためには、それぞれの特徴や選び方を頭に入れておくことが大切です。

洗い流さないトリートメントを自分の髪にマッチしたものを選べるようにしたらどうしたらいいんだろう?



洗い流さないトリートメントもたくさん種類が多すぎてどれを選べばよいか分からないですよね。
そこでヘアケアのプロが分かりやすく選び方を解説していきます。
それぞれの特徴もわかりやすく説明してますので、ご自身の髪の状態を照らし合わせてご覧ください。
アウトバス(洗い流さない)トリートメントの種類と特徴


アウトバストリートメントは大別すると上記の3種に分類されます。
アウトバスオイルの特徴


- 3種の中で最も油性成分が多いアウトバス
- 表面の手触りを良くする効果が高い
- パサつきを抑える
- くせの広がりやダメージの悩みと合う
ほとんどのアウトバスオイルにはシリコーンなどの鉱物油が配合されており質感を一発でさらさらにできます。
が、洗い流すインバストリートメントよりも蓄積しやすいのでアウトバスオイルを使う場合にはそれなりの洗浄力のシャンプーで除去してあげることが大切。
アウトバスミストの特徴


- 3種の中で最も水性成分が多いアウトバス
- 補修力の高い製品も多い
- パサつきを抑える効果は低い
- パーマや猫っ毛、ダメージ毛と相性〇
ミストタイプは水と揮発性のアルコールを主成分としているので質感調整力は最も低め。
しかし、揮発するので蓄積などのデメリットもほぼありません。
パーマや猫っ毛などにも特に合うのがこのタイプ。
アウトバスミルクの特徴


- 水性成分と油性成分混ざり合ったアウトバス
- 髪の毛を柔らかくする効果が高い
- 剛毛や硬毛の悩みに合う
オイルとミストの中間的ポジション。
重めのタイプや軽めのタイプなどさまざまで重めはオイル同様蓄積の可能性あり。
アウトバス(洗い流さない)トリートメントの選び方ポイント3つ


- 「手触りのみで選ばない」
- 「低刺激なものを選ぶ」
- 「髪の悩み・用途で選ぶ」
手触りのみで選ばない
アウトバストリートメントにはシリコーンなど人工油で手触りを一発で良くするタイプのものもあれば、植物油で保湿重視のものあります。
シリコーン系のアウトバストリートメントは手触りを良くするには非常に有効ですが、デメリットもあり注意が必要。
それは、洗い流すインバストリートメントと違い強力にコーティングを残した状態になってしまうこと。
コーティングを髪に残した状態だとべたつき、やがては髪のパサつきとなり綺麗な髪を維持できなくなってしまいます。
「使い始めは良かったのに使い続けると髪の調子が悪い」なんてことにならないためにも手触りのみで選ぶのはやめた方がよいでしょう。
低刺激なものを選ぶ
シャンプーに含まれるアニオン界面活性剤(マイナスの電荷)と違い、トリートメントに配合されるカチオン界面活性剤(プラスの電荷)はお肌には注意です。
洗い流すインバストリートメントではそこまで刺激にならなかった人でも、アウトバストリートメントでは反応してしまう方もいらっしゃいます。
特にロングヘアなどアウトバストリートメントを付けた部位がお肌に触れる長さの人は注意。
カチオン界面活性剤未配合のものを選ぶか、低刺激なカチオン配合のものを選びましょう。
シャンプーに含まれマイナス電荷のアニオンの反対の性質を持った成分。
髪の柔軟性を出すには必要な成分ですが、シャンプーで敬遠されがちな硫酸系成分よりもカチオン界面活性剤の方がお肌や髪に残りやすく、刺激性もあります。
髪の悩み・用途で選ぶ
使うシーンを考えて選んだり、髪の悩みを軽減できるアウトバストリートメント選びをすることも重要。
よくコテを巻く人であれば熱に反応して補修する成分(ラクトン誘導体)の配合の有無を確認したり、剛毛の人であれば軟化作用のある油脂類のチェックをして選びましょう。
髪質別の選び方をプロが解説
剛毛や硬毛に合うアウトバスの選び方を教えて
剛毛や硬毛にはヘアミルクが合う商品が多いです。
オイルでも髪の柔らかさを出すものもありますが、水と油のエマルジョンであるミルクタイプは髪の柔軟性をより引き出してくれます。
また、CMC補修効果のある油脂類の有無もチェックしましょう。
特に剛毛硬毛ケアに「デミヒトヨニリラクシングクリーム」が〇
髪の柔らかさを引き出すマカデミアナッツ油が高配合された剛毛ケア必見のアウトバストリートメントです。
CMCとは髪のキューティクル同士、内部のコルテックス同士、またその両者をつなぎ合わせている脂質成分のこと。
CMC成分が失われた髪は、いわば潤滑油がなくなった状態で硬さが出ます。
猫っ毛やパーマに合うアウトバスの選び方を教えて
猫っ毛やパーマに合う選び方のポイントは重くなりすぎないアウトバスを選ぶこと。
特にパーマはあまりにも高い保湿効果のものやコーティングの強いものを使うとリッジがだれてしまい、カールがうまく出ません。
軽い植物油系のオイルかミストなどを選びましょう。
ダメージが気になる髪に合うアウトバスの選び方を教えて
ダメージが気になる人は髪の補修効果の高いアウトバストリートメントが◎。
市販ではあまり配合されているものも少ないですが、価格帯を上げれば髪の補修成分であるケラチンなどを配合した補修型アウトバスも手に入ります。
メンズに合うアウトバスの選び方を教えて
メンズにハリコシ系のアウトバスアイテムは必須。
熱に反応してハリコシを与えるケラチン系の成分などが配合されているものが良いでしょう。
ナプラインプライムボリュームアップミストなどがその類。
洗い流さないトリートメント(アウトバス)の選び方に関するよくある質問
洗い流すトリートメントを洗い流さないとどうなる?
洗い流すトリートメントを洗い流さないと、肌に残ってしまい肌荒れや頭皮トラブルの原因になることがあります。
また、他のヘアケアアイテムの浸透率を悪くしてしまうことも。
洗い流すトリートメントは、ヌルヌル感が無くなるまでしっかり洗い流してくださいね。
洗い流さないトリートメント クリームで市販・プチプラのおすすめが知りたい!
プチプラで購入ができるクリームタイプの洗い流さないトリートメントでおすすめ商品をまとめました。
- ダイアンパーフェクトストレートミルク
- ラサーナ海藻スムースヘアミルク
- ボタニストボタニカルヘアミルク
クリームタイプの洗い流さないトリートメントのおすすめ商品は、以下の記事でも詳しく紹介していますよ。
気になる方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
洗い流すトリートメントと洗い流さないトリートメントは併用してもいい?
洗い流すインバストリートメントと洗い流さないアウトバストリートメントを併用しても問題ありません。
ただ、どちらもつけすぎるとベタついてしまうことがあります。
髪の長さや毛量に合わせて、量を調整しながら使用してくださいね。
洗い流さないトリートメントの種類は?
洗い流さないトリートメント(アウトバス)は、主に以下の3種類のタイプがあります。
- オイル
- ミスト
- ミルク
それぞれ特徴が異なりますので、本記事でまとめた解説を参考に選んでみてくださいね。
洗い流さないトリートメントの診断テストはある?
美容雑誌ojjiの公式サイトで、アウトバストリートメントの診断テストができますよ。
洗い流さないトリートメントクリームで美容院専売のおすすめは?
洗い流さないトリートメントクリームで美容院専売商品のおすすめはこちら。
- ロレッタ ナイトケアクリーム
- エヌドット スタイリングセラム
- mm クリーム
クリームタイプの洗い流さないトリートメントは、適度な束感やウェットなニュアンスを出すことができます。
また、お出かけ前のスタイリング剤としても人気ですよ。
メンズ向けの洗い流さないトリートメントのおすすめは?
くせ毛のメンズには、ナチュラルオーケストラホホバオイル。
猫っ毛のメンズには、エヌドットシアオイルがおすすめです。
40代におすすめのドラッグストアで買える洗い流さないトリートメントは?
40代・50代の髪におすすめの洗い流さないトリートメントはこちら。
- ナチュラルオーケストラホホバオイル
- ラスティークディープセラム
- ルベルイオセラムオイル
別の記事で40代・50代のアウトバストリートメントの選び方についても解説しています。
詳しく知りたい方は、ぜひチェックしてくださいね。
【まとめ】アウトバストリートメントの選び方を見直そう
- 「手触りのみで選ばない」
- 「低刺激なものを選ぶ」
- 「髪の悩み・用途で選ぶ」
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ヘアケアトークでは他にもたくさんのお悩みを解決できるように沢山のシャンプーを紹介しています。
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